Duffle coat
URU AW22最後の投稿は、数シーズンぶりのリリースとなるダッフルコートのご紹介です。
世の中にはシーズンを問わず様々な種類のコートが存在しますが、大きなフードにトグル釦、そしてストームパッチと一見大袈裟なディテールを搭載したダッフルコートには、寒い冬が好きな私にとって特別な季節の到来を感じさせます。
今回のダッフルコート、表情豊かな意匠糸をふんだんに使用し、ションヘルと呼ばれる旧式の織機を用いて職人の手によって丁寧に織り上げられた贅沢なツイード生地の迫力がやはり最大の特徴ではないでしょうか。
全体的なデザインに関してはあくまでも普遍的な印象ですが、素材との相性を考慮したサイズ感や、そのボリュームに合わせたポケットの形状や配置などは緻密な下準備をした結果生まれたものだと思います。
過剰なデザインは施しておりませんが、料理で言うところの塩加減のようなものはやはり徹底されています。
そしてカラーはNAVYのみの1色展開。
もう迷うことはありませんね。
文章では伝わらない細かな部分に関しては是非店頭にてご覧いただければ幸いです。
さて、いよいよ今年も残すところあと数日となりました。
皆様にとってもこの一年様々な出来事があったと思いますが、弊社も例に漏れず新しい動きがありました。
その一つがこちらのウェブサイト。
新たなメンバーの加入によりやっと自社のウェブサイトを開設することができ、こうしてジャーナルという形で商品をご紹介する場ができました。
いつもご覧いただきありがとうございます。
普段各媒体に露出することが極めて少なく実店舗を持たない我々ですが、今後もブランドとしてどのような思いで製品を作成しているか、少しでもご紹介できればと思っております。
こちらのページがきっかけでアイテムに興味を持っていただいたり、最寄りのお店に実際に行ってお手に触れていただくようなことがあればこれに尽きることはありません。
また、デザイナー漆山の人となりを発信する "This and that of URUshiyama"。
こちらは私個人も毎回注目しておりまして、内部の人間がこのようなことを言うのも少々おかしな気もしますが大変貴重なコンテンツだと思っております。
気持ちとしては私も皆様と同じ視聴者の一人です。
更新は不定期ですが、新たな声に思いを馳せながら気長に待ちましょう。
それでは今年も一年ありがとうございました。
来年も想像力と技術力、頭と手を最大限に使いながらURU TOKYOを感じさせるものづくりをしていきます。
どうぞ良いお年をお迎えください。