”いい塩梅”

日本人にとっては馴染みがあり、我々URUチームがものを作る上でも共通して意識している言葉のように思います。

毎シーズンモチーフを変えながらリリースしているURUのミリタリーアイテムには特にそんな感覚を覚えます。

そもそも明確な目的を持って作られてきたミリタリーウェアはすでに完成されていてあまり変える必要がないのかもしれません。

しかし、生活環境や気候の変化、日々移り変わる日常の中で現代に合ったバランスというのが求められるのも事実。

そんな今の気分を反映して製作したのがこちらのカーゴパンツです。

生地には軽い肌触りとやや腰のあるタイプライター素材を使用。
軽量で快適な履き心地ながら、華奢になりすぎない適度なバランスが特徴で、シャツ生地ならではの速乾性の高さもポイントです。

デザインはオリジナルを再現したサイドのマチ付きフラップポケットは搭載しつつも過度なディテールは排除し、ウエストにはゴムとスピンドルを配したベルト要らずの夏場には嬉しい仕様にアレンジしています。

そして今回はカラーリングにも拘り、最終仕上げで製品染加工を施しています。
加工を施すことにより、適度なパッカリングと製品染ならではの奥行きのあるカラーリングに仕上げています。

ストーリーを有しながらもシンプルで上質なアイテム。
人の手で染めるからこそ手作業の温もりを感じ、単純化したからこそ想像の余白がある。
ちょうどいいと思える一見曖昧だけど日本的な精神を込めたパンツが出来上がりました。

是非店頭にてご覧ください。

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