URUの25ssシーズンが始まりました。

今シーズンも様々なデザインやパターンを駆使したアイテムをご用意しておりますが、見どころの一つとして注目していただきたいのが2次加工を施したアイテム。

布帛アイテムはもちろん、カットソーに至るまで新たな加工にトライしたアイテムを多数揃えておりますが、その中でも個人的に思い入れがあるのが今回ご紹介する手作業によるナイロンの無地染を施したMA-1ブルゾンです。

ベースとなる型については基本に忠実なオーセンティックなディテールを採用。

リサイクルナイロンを使用したややタフなボディとレーヨン素材の柔らかく繊細な裏地のバランスが良く、シルエットは身幅を大きくとり着丈を短めに設定したまさにMA-1なバランスに仕上げています。


そして染色を依頼したのは絞り染めで有名な有松鳴海の職人さん。
金属の大きな寸胴に適温なお湯と染料を入れ、一点一点手作業によって丁寧に染め上げていきます。

袖と裾に配したウールのリブや、裏地に使用したレーヨンの生地はベースのナイロンとは組成が異なるため、全体のバランスを考えながら理想のカラーリングに仕上げるため緻密な確認作業が不可欠です。

職人さんの手で染めることにより、機械などでの大量生産では表現することのできない自然な小皺やムラが残り、それが唯一無二のデザインとして表現され、天然素材のような優しい表情に仕上げることができました。


冒頭でも触れた通り、今シーズンは今回ご紹介したアイテム以外にも様々な加工を施したアイテムが店頭に並びます。

是非実際に見て触れて、楽しんでいただければ嬉しいです。